問題
AさんとBさんの前にケーキが一つある。二人が納得するようにケーキを二つに切り分けたい。さてどのように分けたらよいだろうか?
「正確に半分に切るのにはどうしたらよいだろうか?」
「どこにナイフを入れたらよいか、定規で測る?」
「イチゴやチョコレートを分けるには・・・・?」
・・・・などと考えてしまうと、間違ってしまう。正確に二等分することが問題ではないのである。
大切なのは「二人が納得するように」という部分から入ること。そうすれば正確に切り分けなくても良い。つまり、どうしたら納得できるかが問題である。
正解は「Aができるだけ半分になるように切り分け、Bさんに好きな方を選ばせる」
どうしたら正確に二等分できるかを問題にしてしまうと解決するのは大変。しかし「どうしたら納得できるか」の問題で考えると解決策を実行するのはとても簡単だ。
こんな論点・思考を書いた本を友人に勧められたので読んでみました。
東洋経済新報社 内田和成著 「論点思考」
最も重大な過ちは・・・間違った問いに答えることであるという!
「あなたがいま解いている問題、これから解こうとしている問題は「正しく設定されているだろうか」が最重要だと。 真の問題に気づく力こそ最も必要な能力なんだ。
最上流の問題設定段階で間違えたら、その後、一生懸命に解決策を実行しても、解決できないし成果はあがらない。
真の問題、解くべき問題のことを徹底的に吟味し、考えることで問題が絞られ、解決ののスピードも上がり、効果もはるかに高くなる。
・・・・・・などなど面白い本でした。東京からの帰りの新幹線でほとんど読んでしまいましたので、難しい題名の本でしたが・・・意外とスーッと入って来ます。
是非、読んでみてください。
でぁ